オンライン プレゼンスをスウェーデン市場に適合させる

スウェーデン向けのマーケティングとローカライズに関するガイド

1 概要

このガイドは、スウェーデンのユーザーに親近感を持ってもらう方法を説明しています。ウェブサイトをスウェーデンの文化に調和させることで、ユーザーは好感を抱き、安心して取引を進めるようになります。ここに挙げる細かいながらも重要な点を把握すれば、新たな市場で有利なスタートを切れるでしょう。

2 主要言語

スウェーデンでは、話し言葉と書き言葉ともに主要言語はスウェーデン語です。

国民の大半が英語を理解し、すべての学校で英語教育が行われています。ビジネスにおける日々のコミュニケーションで、英語が広く使われています。

スウェーデンの少数言語は、次のとおりです。

  • フィンランド語
  • メアンキエリ語
  • サーミ語
  • ロマ語
  • イディッシュ語

3 フォーマル度

スウェーデンのユーザー向けのメッセージは、フォーマル、カジュアルのどちらにすべきでしょうか。

スウェーデンでは、ビジネスや日常のやり取りで、主にカジュアルな表現が使われます。

年齢や性別、社会的地位にかかわらず、スウェーデン人は「あなた」を意味するカジュアルな単語の「du」を、話し言葉でも書き言葉でも使います。

よりフォーマルな単語の「Ni」は、年配の人は使いますが、めったに使われません。

スウェーデン人は誇張表現を嫌うので、コミュニケーションでは大げさな表現を使わないように注意してください。

スウェーデンのコミュニケーションは直接的でオープンです。ビジネス上の関係においても、早い段階から相手をファースト ネームで呼ぶのが普通です。

金融商品や司法サービス、金銭にかかわる内容の場合は、よりフォーマルなトーンとスタイルを使いましょう。

スウェーデンでのビジネスのしやすさ

世界銀行による 2020 年の Ease of Doing Business レポートで、スウェーデンでのビジネスのしやすさは 190 か国中 10 位です。

4 数体系と表示形式

数字

小数点
  • カンマ(,)を使用します 例: 1.5 時間
3 桁ごとの区切り文字
  • スペース( )を使用します。 例: 1 524 人
電話番号
  • 国コードは +45 です。市外局番は、0 から始まる 2~4 桁です。大都市や大きな町では、電話番号を数多く設定できるように、短い市外局番が使われており、市外局番(先頭に 0 を含む)の後に 8~10 桁の加入者番号が続きます。加入者番号 が 8 桁なのは首都ストックホルムだけで、電話番号は市外局番 08 を先頭に 08 xxx xxx xx となります。

  • ヨーテボリ(市外局番 031)の電話番号は、031 xxx xx xx です。

  • 大都市のストックホルムは 2 桁の市外局番で 08 です。マルメは 3 桁の市外局番で 040、
    バストゥトレスクは 4 桁の市外局番で 0915 です。

  • モバイルの番号は通常 4 桁の番号から始まり、0xxx xx xx xx となります。

知っておきたいこと

文章を書く場合、1 から 12 までの数字はスペルアウトし、13 以上は数字を使用します(例: two、ten、eleven、13、45、100)

5 通貨の表示形式

スウェーデンの通貨はスウェーデン クローナです。クローナの綴りは、単数形が krona、複数形は kronor です。通貨記号は小文字の kr、3 文字の通貨コードは SEK です。硬貨はオーレ(öre)と呼ばれます。

クローネの種類は 500 kr、200 kr、100 kr、50 kr、20 kr です。硬貨(オーレ)の種類は 10 kr、5 kr、2 kr、1 kr です。

6 日付形式

スウェーデンでの日付の表示形式は YYYY-MM-DD(例: 2017-03-24)です。

手書きの場合は「18 februari 2017」または「18/2 2017」と書き、月は小文字で表記します。

7 時刻の表示形式

スウェーデンでは、24 時間制と 12 時間制ともに使用します。

24 時間制は主に書き言葉で使用され、時刻表や公的文書でも使用されます。時と分はピリオドで区切ります(例: 18.10)。

話し言葉では 12 時間制を使い、「11 時まであと 20 分」のように 5 分単位に丸めて表現します。

24 時間制はデジタル デバイス(PC、スマートフォン、タブレットなど)に適した形式です。Android の標準表示形式でもあり、区切り文字にはコロンが使用されています(例: 14:24)。

8 営業日

標準的な営業日は月曜日から金曜日です。

週の始まりは月曜日です。

9 スウェーデン市場で避けるべきこと

どのような文化にも、常に留意すべきさまざまな迷信的習慣やしきたりがあります。特に、初めての市場に参入する場合には、こうした慣習に気をつける必要があります。 スウェーデンでは、13 は不吉な数字と考えられています。

10 ローカライズの有用なヒント

スウェーデン市場にスムーズに違和感なくなじめるよう、翻訳に役立つヒントを紹介します。

  1. 価格設定、日付形式、単位、通貨を必ずローカライズします。

  2. 自国語で使われる口語表現や言い回しは、スウェーデン市場向けに翻訳できない可能性があるため、避けるようにします。たとえば、特定の地域でしか通用しないスラングなどです。

  3. 直訳や憶測での翻訳は避けましょう。

  4. ラテン語由来の単語は注意して使用します。スウェーデンでは多くの場合、これらはフォーマルな表現です。

  5. 可能な限り、幅広い専門性を備えた、スウェーデン語を母語とする翻訳者に依頼しましょう。たとえば技術が専門の翻訳者では、マーケティング コピーの微妙なニュアンスを理解できないことがあります。

  6. 地名や人名には、スペルや名前の表記にスウェーデン流の規則が存在する場合があります(例: Bjorn Borg を Björn Borg と表記する)。

  7. 翻訳原稿と一緒に、背景情報やターゲット ユーザーに関する情報、視覚情報(写真、図、画像、映像など)もできる限り多く翻訳者に提供し作業をサポートします。

11 その他のガイドライン