オンライン プレゼンスをオランダ市場に適合させる

オランダでのマーケティング向けのローカライズ ガイド

1 概要

このガイドでは、オランダのユーザーに親近感を持ってもらう方法を説明しています。ウェブサイトをオランダの文化に調和させることで、ユーザーは好感を抱き、安心して取引を進めるようになります。ここに挙げる細かいながらも重要な点を把握すれば、オランダ市場で有利なスタートを切れるでしょう。

2 主要言語

オランダでは、話し言葉と書き言葉ともに主要言語はオランダ語です。

3 フォーマル度

オランダのユーザー向けのメッセージは、フォーマル、カジュアルのどちらにすべきでしょうか。

オランダのユーザーに対するメッセージのトーンは、ユーザー層、ブランド イメージ、コミュニケーションのコンテキストによって変わります。

一般的に、フォーマルな文章を書く場合や年配のユーザーに対応する場合、あるいは正式なビジネス用途では、「u」を使用します。

カジュアルな文章や若年層のユーザー向けには「je」を使用します。

オランダでのビジネスのしやすさ

世界銀行による 2020 年の Ease of Doing Business レポートによると、オランダでのビジネスのしやすさは 190 か国中 42 位です。

4 数体系と表示形式

数字

小数点の記号
  • カンマ(,)を使用します。
    • 例: 1,5 時間
3 桁ごとの区切り文字
  • ピリオド(.)を使用します。
    • 例: 1.524 人
電話番号
  • 国コードは +31 です。国際電話番号を表記する場合、オランダでは「00」をプラス記号で置き換えます(例: +31)。

  • 電話番号に統一の表記方法はありません。ただし、固定電話の番号は 9 桁と決まっており、オランダ国内の固定電話番号はすべて 0 から始まります。

市外局番
  • オランダの市外局番は 2 桁または 3 桁です。

  • 大都市圏は 2 桁の市外局番の後に 7 桁の加入者番号、小都市は 2 桁または 3 桁の市外局番の後に 6 桁の加入者番号が続きます。

    • たとえば、大都市のロッテルダムの場合、2 桁の市外局番にトランク アクセス コードの 0 を必ず付けて、010-1234567 となるのに対して、小都市のゴールの場合、市外局番は必須のトランク アクセス コードの 0 を含む 4 桁で 0547-123456 となります。
  • 市外局番と加入者番号はダッシュ記号(-)で区切ります。

    • 例: 0547-123456.
  • フリーダイヤルの電話番号は、先頭に 0800 が付きます。

知っておきたいこと

オランダ人は 0 から 20 までの数字はスペルアウト(例: three、ten、seventeen)し、20 を越えると数字を使用します(例: 21、59、100)。

5 通貨の表示形式

ユーロ。ユーロの記号は €、3 文字の通貨コードは EUR です。硬貨の単位はセントで、c で表します。

金額の表記は数字の前にユーロ記号を付け、セントはカンマで区切ります(例: € 99,95)。

紙幣の種類には € 500、€ 200、€ 100、€ 50、€ 20、€ 10、€ 5 があります。

硬貨は __€ 2、€ 1、50 セント、20 セント、10 セント、5 セント、2 セント、1 セント__の 8 種類です。

契約においては、常に「200 EUR」の形式で金額を表示することが義務付けられています。例: 「支払い額は 200 EUR です。」

6 日付形式

オランダでの日付の表示形式は DD-MM-YYYY(例: 24-03-2017)です。

7 時刻の表示形式

24 時間制と 12 時間制の両方が使用されます。

日常会話では 12 時間制が使用されます。オランダ人は「a.m(午前)」「p.m(午後)」と言わず、「8 uur ‘s avonds(夕方の 8 時)」と言います。

24 時間制は書き言葉やデジタル デバイス(PC、スマートフォン、タブレットなど)でよく使用されます。

区切り文字にはコロンが使用され、書き言葉では多くの場合、「時」を意味する単語が続きます(例: 14:24 uur)。

8 営業日

標準的な営業日は、月曜日から金曜日です。

9 オランダ市場で避けるべきこと

どのような文化にも、常に留意すべきさまざまな迷信的習慣やしきたりがあります。特に、初めてのマーケットに参入する際には気を付けなければなりません。

オランダでは、13 は不吉な数字と考えられています

10 ローカライズの有用なヒント

オランダ市場にスムーズに違和感なくなじめるよう、翻訳に役立つヒントを 5 つ紹介します。

  1. 翻訳する際は、原文の単語、文の形式、語順を忠実に置き換えた直訳調の訳文になりすぎないよう注意します。

  2. 自国語で使われる口語表現や言い回しは、オランダ市場向けに翻訳できない可能性があるため、避けるようにします。たとえば、特定の地域でしか通用しないスラングなどです。

  3. オランダのユーザーに適したトーンを使用します。原文が英語の場合、表現が激しすぎたり、弁明的だったりする場合があります。オランダ語は英語と比べると控えめでシンプルな言語です。

4.時代遅れの単語(「link」ではなく「koppeling」など)を使用したり、オランダ語の訳語が存在するのに英語の用語を多用したりすることは避けます。

  1. 翻訳原稿と一緒に、背景情報もできる限り多く翻訳者に提供します。対象読者や翻訳の目的について翻訳者に伝え、ブランドで使用されている用語集、キーフレーズや業界用語に関する情報も提供します。

11 その他のガイドライン