オンライン プレゼンスをイタリア市場に適合させる

イタリアでのローカライズ ガイド

1 概要

このガイドでは、イタリアのユーザーに親近感を持ってもらう方法を説明しています。ウェブサイトをイタリアの文化に調和させることで、ユーザーは好感を抱き、安心して取引を進めるようになります。ここに挙げる細かいながらも重要な点を把握すれば、新たな市場で大きな失敗を招くことなく、有利な地位に就けるでしょう。

2 主要言語

イタリアでは、話し言葉と書き言葉ともに主要言語はイタリア語です。

イタリア国家統計局が発表した 2016 年のレポートによると、18~74 歳のイタリア人の 56% は英語を話しません。

オンライン検索のほとんどで、イタリア語が使われています。

イタリアの人々は他言語での会話に自信が持てないことが調査で示されています。

3 フォーマル度

イタリアのユーザー向けのメッセージは、フォーマル、カジュアルのどちらにすべきでしょうか。

イタリアでは、オンラインで利用する多くのプロダクトにおいてカジュアルな表現が用いられています。ときには、遊び心やユーモアのある表現も見られます。YouTube、Gmail、Google Play などのサービスでも、このようなカジュアル トーンが主流です。

金融商品、司法サービスや、金銭に関わる内容の場合は、よりフォーマルなトーンとスタイルを用いたほうがよいでしょう。

イタリアでのビジネスのしやすさ

世界銀行による Ease of Doing Business 2020 レポートでは、イタリアは 190 か国中 58 位となっています。

4 数体系と表示形式

数字

小数点の記号
  • カンマ(,)を使用します。
    • 例: 1,5 時間
3 桁ごとの区切り文字
  • ピリオド(.)を使用します。
    • 例: 1.524 人
電話番号
  • 国コードは +39 です。固定電話の番号には、先頭に 0 が付きます。携帯電話の番号にはすべて先頭に 3 が付きます。

  • 電話番号はスペースで区切ります。例: (+39) 02 12345678

  • 最初の 2 桁の後の番号は 8~11 桁です。

  • フリーダイヤル番号には、先頭に 80 が付きます。

5 通貨の表示形式

イタリアでは商取引をユーロで行います。これは、ユーロ記号 € または 3 文字の通貨コード EUR で表されます。€ は数字の後に付けます。硬貨の単位はセントで、c で表します。

紙幣の種類は 500€、200€、100€、50€、20€、10€、5€ です。硬貨の種類は 2€、1€、50c、20c、10c、5c、2c、1c です。

契約書や法的文書に金額を記載する際は、常に「EUR 200」の形式で表示することが義務付けられています。例: 「未払い額は EUR 200 です。」

6 日付形式

日付の表示形式は DD/MM/YY(例: 24/03/17)または DD/MM/YYYY(例: 24/03/2017)です。

7 時刻の表示形式

イタリアでは、書面と口頭の両方で 24 時間形式が広く使用されています。

24 時間形式はデジタル デバイス(PC、スマートフォン、タブレットなど)に適した形式です。Android の標準表示形式でもあり、区切り文字にはコロンが使用されています(例: 14:24)。

8 営業日

標準的な営業日は月曜日から金曜日です。

9 イタリア市場で避けるべきこと

どのような文化にも、常に留意すべきさまざまな迷信的習慣やしきたりがあります。特に、初めてのマーケットに参入する際には気を付けなければなりません。

イタリアでは、1317 は不吉な数字とみられています。

10 ローカライズの有用なヒント

以下に、時間をかけることなくイタリア市場に溶け込む有用なヒントを 5 つ紹介します。

  1. スペル、句読点、価格設定、日付形式、単位、用語の違いに注意します。

  2. イタリア語が問題なく使用されている場面では、できれば英語の使用は避けるようにしましょう。翻訳の際に間違いやすいイタリア語の単語 300 語をこちらでご確認いただけます.

  3. イタリアのオーディエンスを混乱させたり、不快にさせたりしないよう、文化の違いを考慮します。たとえば、プロモーションで「ホワイトデー」という言葉を使わないようにします。意味が通じると考えないほうが賢明です。

4.マーケティング資料の文案は、自然な文章になるように、必ずイタリア語の話者に確認してもらいましょう。機械翻訳では、コミュニケーションの微妙なニュアンスが抜け落ちてしまいます。

  1. 理解を助けるために、できるだけ写真やグラフィックを使いましょう。

11 その他のガイドライン

ウェブサイトのトーンと言語が現地で違和感がないことを確認するには、ローカライズ ガイドをご覧ください。