オンライン プレゼンスをフィンランドの文化に適合させる

フィンランド向けのローカライズ ガイド

1 概要

このガイドでは、フィンランドのユーザーに親近感を持ってもらう方法を説明しています。ウェブサイトをフィンランドの文化に調和させることで、ユーザーは好感を抱き、安心して取引を進めるようになります。ここに挙げる細かいながらも重要な点を把握すれば、新たな市場で有利なスタートを切れるでしょう。

2 主要言語

フィンランドの主要言語はフィンランド語です。人口の 89% が使っています。スウェーデン語は人口の 6% が使っており、サーミ語は 1% 未満です。

3 フォーマル度

フィンランドのユーザー向けのメッセージは、フォーマル、カジュアルのどちらにすべきでしょうか。

製品やサービスには、フォーマルとカジュアルのどちらも使用できます。製品やサービスに合ったものを使用しましょう。どちらのスタイルでもフィンランドでは問題ありません。遊び心のあるカジュアルな表現が使われているサービスの例には、YouTube や Gmail、Google Play などがあります。

金融商品や司法サービス、金銭にかかわる内容の場合は、よりフォーマルなトーンとスタイルを使いましょう。

フィンランドでのビジネスのしやすさ

世界銀行による 2020 年の Ease of Doing Business レポートで、フィンランドは 190 か国中 20 位です。

4 数体系と表示形式

数字

3 桁ごとの区切り文字
  • カンマ(,)を使用します。

    • 例: 1,524 人
電話番号
  • 国コードは +358 です。一般的な電話番号の形式は「+358 (0) 12 3456789」です。
  • フリーダイヤル番号には、先頭に 116 または 0800 がつきます。

5 通貨の表示形式

フィンランドでは商取引をユーロで行います。ユーロの記号は €、3 文字の通貨コードは EUR です。€ は数字の後に付けます。硬貨の単位は「セント」で、c で表します。

紙幣の種類は 500€、200€、100€、50€、20€、10€、5€ です。 硬貨の種類は 2€、1€、50c、20c、10c、5c、2c、1c です。

契約書や法的文書を作成する際は、数値の前にコードの EUR をつけることが義務付けられています(例: 必要額は EUR 200)。

6 日付形式

フィンランドでは、日付の表記は DD/MM/YY または DD/MM/YYYY です。日、月、年をピリオドで区切る場合もあります(例: 24.03.17、24.03.2019)。

国内のスウェーデン語の話者は、スラッシュを使って日付を書き、月と年の間に半角スペースを入れるのが一般的です(例: 31/5 2002)。

7 時刻の表示形式

日常会話では 12 時間制が使われる傾向があり、ピリオドを区切り文字として「9.35 p.m.」などと表記します。

24 時間形式はデジタル デバイス(PC、スマートフォン、タブレットなど)に適した形式です。Android の標準表示形式でもあり、区切り文字にはコロンが使用されています(例: 14:24)。

8 営業日

標準的な営業日は月曜日から金曜日までです。

9 フィンランド市場で避けるべきこと

どのような文化にも、常に留意すべきさまざまな迷信的習慣やしきたりがあります。特に、初めての市場に参入する場合には、こうした慣習に気をつける必要があります。フィンランド人は 13 を不吉な数字と考えています。

10 ローカライズの有用なヒント

以下に、時間をかけることなくフィンランド市場に溶け込む有用なヒントを 7 つ紹介します。

  1. 数字、価格設定、日付形式、単位、通貨などをローカライズする際に注意します。

  2. 自国語で使われる口語表現や言い回しは、フィンランド市場向けに翻訳できない可能性があるため、避けるようにします。たとえば、特定の地域でしか通用しないスラングなどです。

  3. コンテキストや地域特有のニュアンスが失われるため、機械翻訳は使用しないでください。

  4. フィンランドのオーディエンスを混乱させたり、不快にさせたりしないよう、文化の違いを考慮します。たとえば、プロモーションで「ホワイトデー」という言葉を使わないようにします。このような語句はフィンランドでも意味が通じると考えないほうが賢明です。

  5. 自国のオーディエンス向けに作成したマーケティング コピーが、フィンランドのオーディエンスにも有効とは限りません。可能であれば、フィンランド語のネイティブ スピーカーに協力してもらい、元のアイデアとトーンを維持したまま、フィンランドのオーディエンスに合ったコピーに作り変えましょう。

  6. 翻訳文は長さを元の文章と同じにします。特定のスペースに合わせて文章を短くすることは、意味が損なわれるため、避けてください。

  7. メッセージが完成したら、フィンランド語のネイティブ スピーカーにチェックしてもらいましょう。

11 その他のガイドライン

ウェブサイトのトーンと言語が現地で違和感がないことを確認するには、ローカライズ ガイドをご覧ください。